Mail from renya.com vol.014 1998/12/20
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http://www.renya.com/mailfrom/

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 Mail from renya.com(Mfrc)は、世の中の出来事に関するコラムやエッセイ、
renya.com worldのウェブサイトの更新情報、ピックアップ情報、関係者の独
り言やなど、執筆者や編集者の趣味を知識と知恵の世界renya.com(れにゃドッ
トこむ)が総力を挙げてお届けする雑学メールマガジンです。

 Mfrcは、登録されたメールアドレスに無料で発行しています。登録の解除や
変更をする場合はMfrcのウェブサイト(http://www.renya.com/mailfrom/)で行
って下さい。

 [01]:renya.com world更新情報
 [02]:renya.com Flash News
 [03]:電脳情報色々
 [04]:腕時計コーナー
 [05]:文市(あやち)の紅茶散歩 3
 [06]:奈良を訪ねて
 [07]:映画「耳をすませばを」見て
 [08]:Sports de Sports
 [09]:TTINFO(Table Tennis INFOmation)
 [10]:れんやの独り言の独り言
 [11]:エンディングスクロール

                                                   [(C)info@renya.com]

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 メールマガジングランプリについては「れんやの独り言独り言」のコーナで
取り上げています。

                                               [mailto:info@renya.com]

[01]:renya.com world更新情報
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http://www.renya.com/index.htm#new

●香港オフ旅行記をHTMLに
 1996年の11月に行われたNIFTY SERVEのFHPPCの勇士数名で行われた香港オフ
旅行記をHTML化し、http://www.renya.com/trabel/で公開しました。

●明治維新究明ページを新設
 11月29日にhttp://www.renya.com/histry/ishinlab.htmに明治維新究明ペー
ジを設置しました。まだ中身はあまり(というか全然)ありませんが、これから
徐々にそれでも確実に充実させていきたいと思っています。

●日記11月分
 12月1日に11月分の日記をhttp://www.renya.com/renki/diary811.htmで公開
しました。1日数行のもので、全然クリエイティブでも何でもありません。

●ホームページURLを変更
 renya.comの日本語版ホームページ(トップページ)は従来http://www.renya.
com/index.htmでしたが、12月14日より、http://www.renya.com/home.htmに変
更します。また、英語版のホームページのURLもhttp://www.renya.com/welcom
e.htmに変更します。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[02]:renya.com Flash News
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http://www.renya.com/index.htm#flash

●広瀬香美ニューシングル
 12月2日に、ベストアルバムが絶好調の広瀬香美のこの冬の第1弾シングル
「ストロボ」が発売されました。もちろん、アルペンのCMソングとなっていま
す。

●ZARDニューシングル
 12月2日に、ZARDが「Good Day」と「新しいドア-冬のひまわり-」の2枚のシ
ングルを同時にリリースしました。それぞれの値段は500円ということで、2枚
買っても通常のシングルを1枚買うのと同じと良心的な設定となっています。

●12月3日発売の注目ジャンプコミックス
 12月3日に、週刊少年ジャンプ連載の梅澤春人の「BOY」の31巻と浅美裕子の
「WILD HALF」の15巻がそれぞれ発売されています。

●12月10日発売の注目サンデーコミックス
 12月10日に、週刊少年サンデー連載中のあだち充の「H2」の28巻とゆうきま
さみの「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の17巻がそれぞれ発売されています。

●サラリーマン金太郎17巻
 12月11日に、週刊ヤングジャンプ連載中の本宮ひろ志の「サラリーマン金太
郎」のヤングジャンプコミックス第17巻が発売されました。

●12月16日発売の注目マガジンコミックス
 12月16日に、週刊少年マガジン連載中の西山優里子の「Harlem Beat」の22
巻と蛭田達也の「新・コータローまかりとおる!」の18巻がそれぞれ発売され
ました。

●静かなるドン
 12月18日に、週刊漫画サンデー連載中の新田たつおの「静かなるドン」のコ
ミックス第44巻が発売されました。

●小松未歩セカンドアルバム
 12月19日に、小松未歩のセカンドアルバム「小松未歩2nd〜未来〜」が発売
される予定です。このアルバムには10位以内を記録したシングル4枚と書き下
ろし新曲など計11曲が収録されています。

●TWO-MIXのベストアルバム
 12月21日に、キングレコードからTWO-MIXの「SUPER BEST FILES 1995〜1998」
が発売されます。

●天空の城ラピュタ
 12月25日のクリスマスの夜、午後9時からの日本テレビ系列の金曜ロードシ
ョーでは、宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」を放映します。

●広末涼子のシングルとアルバム
 広末涼子は、2月3日にタイトルはまだ未定ですがシングルを、2月17日には
アルバムをそれぞれリリースさる予定です。

●名探偵コナン映画第3弾
 来年のGWに名探偵コナンの映画第3弾「世紀末の魔術師」が公開されるそう
です。
 キャッチコピーは「あの大怪盗…西の名探偵が…そしてついにこの時が…!?」
だそうです。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[03]:電脳情報色々
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http://www.renya.com/renki/

●CASSIOPEA E-55発売
 カシオ計算機は、WindowsCE搭載のパームサイズPC「CASSIOPEA E-55」を12
月15日から定価63000円で発売しました。
 カシオは5月にパームサイズPC「E-10」を米国で発売していましたが、今回
のE-55はこれを日本語版のWindowsCEに載せ変えたものではなく、外見なども
一新されています。
 サイズは幅が83mmの奥行128mmの厚さ15.5mmとなっていて、重さは185gです。
画面は240*320どっとの4階調白黒FSTN液晶となっています。単4電池2本で25時
間の連続使用が可能ということです。
 (http://www.casio.co.jp/productnews/e_55.html)

●まぐまぐ年末年始休業
 1998年12月30日(水)から1999年1月8日(金)まで新規のメルマガ登録が停止し
て、トップページがお休みモードになります。
 1998年12月31日(木)から1999年1月3日(日)まではまぐまぐのあらゆる機能が
停止します。

●FTP Exchange v2.31
 差分更新が出来るFTPクライアントのFTP Exchangeが12月9日にv2.30にバー
ジョンアップしました。そして、12月18日にはv2.31にバージョンアップしま
した。

●ニフティとインターネット間のメール総数が1億通突破
 12月10日にニフティはNIFTY SERVEとInternetとの間の電子メールのやりと
りが11月に月間1億通を初めて達したと発表しました。この内訳は、NIFTYから
INETへが2371万通、INETからNIFTYへが8217万通で合わせて1億588万通となっ
ています。また、この数字にはNIFTY内のメール数は含まれていないそうです。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[04]:腕時計コーナー
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http://www.renya.com/komono/watch.htm

 機械式からクオーツになった時に腕時計は日差の世界から月差の世界に進化
しました。その偉大なる進化の影で、腕時計はそれ1つで完結していた世界か
ら電池という異質の物を受け入れるようになってしまったのです。
 小さいながら、それでいて完結した世界。この世界にたどり着くには様々な
ルートがあると思います。

●機械式時計
 昔からある手巻き式の時計。クオーツに比べるとどうしても精度で落ちてし
まいますが根強い人気があり、そして今、新たなる盛り上りを見せています。

●SEIKO KINETIC(AGS)
 1969年に世界に先駆けてクオーツ腕時計を発表し、日差から月差の世界へ導
いたたセイコー(http://www.seiko-corp.co.jp/)が作り出した、人間の日常の
ちょっとした動きを電気に変えその力で腕時計を動かすという思想、それがAG
S(Automatic Generating System)であり、それはキネティック(KINETIC)と呼
ばれるようになりました。

 KINETICの原理は自転車用のライトのような物です。回転錘の回転運動をギ
アの組み合せによって増幅させて、それで磁石を回し、その回転運動が電磁誘
導作用によって電気に変わって、コイルに電流が流れます。そしてこの発生し
た電気を蓄電池に蓄えて、クォーツを動かすといったものです。

●腕の体温を利用
 セイコー(http://www.seiko-corp.co.jp/)とセイコーインスツルメンツ(htt
p://www.sii.co.jp/)は腕の体温と外気温の差を利用して発電してそれを動力
源として動く腕時計をセイコーサーミックとして12月15日に発売しました。こ
の金属の両端に異なる温度を与えると電圧が発生するという150年ほど前から
知られていたゼーミック効果による完成された1つの世界の確立はかなり前か
ら論じられていましたが、ようやく実用化の第一歩を踏み出すことが出来たと
思います。ただ、価格は30万円と現在のところちょっと高めです。
 出力電圧は0.15Vでこれを昇圧ICを介して4.5mAHのチタン系リチウムイオン2
次電池に充電します。腕からはずしておくと時針と分針は動き続け時間を知ら
せる一方で秒針は電池の残量計として機能します。そして、腕からはずして3
日経つと時針と分針も停止しますが、内部回路で時刻をカウントし続け、腕に
はめると針はその時刻まで動いて再起動するそうです。

●光を電気に変えるCITIZENのEco-Drive
 シチズン(http://www.citizen.co.jp/)のエコ・ドライブは僅かな光も効率
的に電気に変え、動き続ける腕時計です。

 光を使うという発想は最もなじみがある方法です。そして結構前から存在し
ていました。しかし、それらは時計の大部分を真っ黒な板が被っていてお世辞
にもデザインが良いとも言えず、また電池の持ちもそれほどよくありませんで
した。そのイメージを根底から覆したのがシチズンのエコ・ドライブです。
 ただ、その素晴らしさをシチズンのデザインは生かし切っていないような気
が個人的にはしています。今後の改善に期待します。

●小宇宙と生命体
 セイコーはKINETICを小宇宙と言い、シチズンはEco-Driveを生命体と言いま
す。どちらの言葉もその世界観をうまく表現していると思います。

 電池交換の必要がなくなった腕時計は電池交換の為に裏蓋を開けなければな
らないという制約もクリアする事となりました。これによりデザインの多様性
は強度面の向上などがより一層期待されます。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[05]:文市(あやち)の紅茶散歩 3
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http://www.ayati.com/tea/

ピコとティーバッグの中身のはなし

サントリーの缶紅茶「ピコ」の宣伝でおなじみの「一芯二葉摘み」ってご存知
でしょうか?

これは、一つの新芽とその周りの葉二枚を手摘みする紅茶の茶葉摘採のやり方
のことです。
というと、まるで色々な摘採の方法があるみたいですけれど、紅茶の摘採は現
在もともと全てこの方法(一芯二葉または一芯三葉)です。宣伝になるような
特殊、あるいは高品質な摘み方ではありません。


さあ、そうです。今回は茶葉の大きさ、加工形状のお話です。

もともとのお茶のふるさと中国では、ホールリーフが主流でした。今の紅茶は
たいてい生産工程の中でカットされますが、これがないわけです。

そして、中国茶はこの茶葉の外見=見た目にも価値をおきます。つややかに黒
く光り、よく撚れた茶葉を上とします。
紅茶は、キーモンの工夫紅茶として生まれましたが、この工夫茶とは手間暇か
けて作ったお茶、という意味です。
実際、その労力は相当なもので、摘んだ生葉を集めて日陰に広げて萎らせ、そ
れを桶や篭に詰めて足で踏んで茶葉をよく潰します。さらに手でよく揉みなが
ら形を整えます。そして竹篭に乗せて放置して発酵させ、後に焙って発酵を止
め、乾かします。

そうしてできる中国工夫紅茶は、一枚一枚の茶葉が撚られているものの、カッ
トされてはいません。キーマンを飲んだ後に茶殻を広げてみてください。楕円
形のチャの葉がそのまま入っていることがわかるでしょう。

さて、インドやセイロンでのプランテーションにより、紅茶は生産量が飛躍的
に拡大しました。そこでは、消費地イギリスでの評価を積極的にとりこみ、茶
葉の見た目より、飲んだときの香味の良さやカップに入れたときの水色の美し
さを積極的に評価していきました。
また、徐々に機械化を進めて衛生的で安価な製品を大量に生産することに成功
します。香気に優れ、出のよいインド・セイロン茶は中国紅茶を駆逐してゆき
ます。さらに、産業社会の進展とともに、出の良さ、特に早く出ることは重視
されてゆきます。 

ホールリーフタイプの茶葉はなかなか出にくいのが欠点です。
これに対し、カットされた茶葉は、より淹れやすくなっています。
しかし、カットされた茶葉の場合、茶葉の繊維質が湯中に溶けだしやすく、飲
後に舌に嫌な違和感を残すという欠点があります。
OPからBOPやBOPFといった細かく切断されたものにシフトしていくと、その欠
点も露になります。えぐみが出るような茶葉だと、紅茶としてはやはり質が低
いと言わざるをえないと思います。

現在は、さらに状況は進んでいます。それは、茶葉生産の機械化が進み、CTC
機が大幅に導入されています。
そしてその背景には、ティーバッグの普及が大きく上げられます。

ティーバッグは、茶殻の処理が簡単になるだけではなく、従来より素早く淹れ
られるように工夫されているのです。
ティーバッグを破いて中身を出してみると分かりますが、多くはCTC加工され
た茶葉と、茶葉の生産工程で出る粉末茶(ダスト、と呼ばれる大きさのの原料
茶)が主となっています。これがティーバッグだと1分半で淹れられる秘密な
のです。

CTCとは、Crush(砕く)Tear(裂く)Curl(丸める)の頭文字で、この三種の
動作を一度に行なう機械です。
仕組みは、ステンレス製のローラー2本の隙間を茶葉が通るようになっていて、
ローラーの回転数が毎分700回と70回と異なるため、2本の間で茶葉が加
工されるようになっています。ローラーの回転によって茶葉が巻き込まれ、ロ
ー
ラーの表面に刻み付けられた突起で茶葉は裂かれ、斜めに刻まれている溝で茶
葉が丸められて粒状に整形されるようになっています。

CTC製法でなく、通常のカットされた茶葉を作る際に使われる機械はローター
バンといって、挽き肉機を応用した仕組みになっています。これは茶葉を圧搾
して細かく切砕するもので、生産工程の中で例えばこれを二基連続して茶葉を
通していきます。
カットしないホールリーフタイプを揉捻するには揉捻機を使います。これは手
揉みを機械化したもので、茶葉を揉盤の上に入れて上から蓋で押さえて加圧し
ながら回転させる機械です。
この加圧の程度と時間は細かくコントロールされています。
カットするブロークンタイプの場合も、もともとこの揉捻機を使って揉捻して
いました。この場合は揉盤の中央が突起していてそこから放射状にいくつかの
山型が伸びているような形状の揉捻機を使います。

紅茶(荒茶)の製造工程を整理しますと、

○萎凋→(→揉捻→玉解・篩分→)→発酵→乾燥
       繰り返し

というのがオーソドックスな製法ですが、

○萎凋→(→揉捻→玉解・篩分→ローターバン→玉解・篩分→)→発酵→乾燥
       繰り返し

といった製法もブロークンタイプの生産には使われ、

○萎凋→揉捻→CTC→発酵→乾燥
○萎凋→ローターバン→CTC→発酵→乾燥

という、効率の高い製法が広まってきています。

さてCTC機では、茶葉の細胞がまんべんなく潰され、葉の汁が葉の外に出てい
るために発酵を含めた生産工程が短時間で済みます。しかもこのため、最終商
品となってぼくらが淹れる時にも、短時間で抽出することができるようになっ
ています。
CTC製法による紅茶はカップ水色も良く、ごく短時間で入れられます。また、
紅
茶独特の渋味を含めてカフェイン・カテキンといった水溶成分が湯中に溶けだ
しやすく、味の良いお茶を楽しめます。

煮出しミルクティーにも最適といえるでしょう。

戦後紅茶生産が大規模に広まったアフリカのケニヤなどでは、ほとんどがこの
CTC機を利用した製法になっています。

しかし、香りについては、残念ながら大きく後退しているように思います。

紅茶に対する価値観が、茶葉の見た目から淹れた時の水色・香味を中心に評価
するように変わってインドやセイロンの機械化された紅茶が普及しました。
淹れる早さや簡便さを重視することによって、ティーバッグが普及し、CTC機
による製法が広まっています。

ティーバッグの紅茶から紅茶を知る人が、着香茶に走ってしまうのもやむなし
かと思ってしまいます。その中で、香りを求める人達は、あるいは青臭い香り
の紅茶に走り、あるいは着香茶に走っています。
あるいは、中国茶の一部、半発酵茶の岩茶やその流れを汲む台湾の包種茶や凍
頂烏龍茶へ行く人が出て来るかも知れません。

実際には、CTCが全ての地域に採用されたわけではなく、スリランカ各地、ニ
ルギリ、ダージリンではほとんど採用されていません。これらの地域ではオー
ソドックス製法を機械化したかたちでの紅茶生産が続いています。

やはり、ティーバッグにたよらず、ポットに茶葉を入れて飲む人はまだまだ世
界では多いのです。
そして、おいしいお茶を楽しむ人もまた多いのでしょう。

ティーバッグ(ぼくもよく利用します)も良いですが、ポット(急須)に茶葉
をいれて、紅茶を楽しんでみませんか。

                                              [(C)文市 info@renya.com]

Editer's〜 Voice
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http://www.renya.com/mailfrom/

 今回で3回目を迎えた文市さんの連載ですが、その記事が整理されて文市さ
んのウェブサイトにあります。ぜひ見てみて下さいね。

 今回のお話しではじめてCTCという言葉を知りました。う〜ん、勉強になる
な〜。(って、何のセリフだ^^;)

                                            [(C)れにゃ info@renya.com]

[06]:奈良を訪ねて
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http://www.renya.com/travel/nara.htm

 vol.013でもお伝えしていましたが、京都で開催された日本ではじめてのユ
ネスコの第22回世界遺産委員会において、12月2日に東大寺、興福寺、春日大
社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、春日山原始林、平常宮跡が「古都奈良の文化
財」として日本で9番目の世界遺産に正式に指定されました。この中には国宝
が52棟、重要文化財が53棟含まれています。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[07]:映画「耳をすませばを」見て
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http://www.renya.com/ghibli/mimisuma.htm

 コンクリートロードとも呼ばれる東京の多摩地方の中学3年生の揺れる想い
を描いた物語。
 物語を読むのが好きな中学3年生の少女月島雫(しずく)はその夏にヴァイオ
リン作り職人を目指す少年天沢聖司と知り合い、そして少年に触発されて自分
で物語を書こうとします。

 平成10年(1998)1月21日に47歳で亡くなった近藤喜文氏が監督を務め、宮崎
駿氏が絵コンテと脚本を担当した平成7年(1995)7月15日(土)に公開されたスタ
ジオジブリ作品。
 原作は柊あおいさん。作画枚数は64491枚、使用色数は427色。東宝洋画系で
公開、時間は111分。第1次配収は18億5000万円で'95年度邦画第1位。CMキャッ
チコピーは「好きなひとができました。」
 ボクは劇場公開の時には結局見ることが出来ず、1年後のテレビ放映ではじ
めて見ました。そしてその時に撮ったビデオを繰り返し見ました。劇場公開の
時に自分自身が見たわけではないんですが、ちょっと苦い思い出のある作品で
もあります。

 京王線の聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)駅周辺を中心にかなり現実の風
景が劇中に用いられています。その為、多くの人が耳をすませばの舞台を見よ
うと訪れています。ボクもそんな人の一人だったりします。現在は京王沿線に
住んでいるので、比較的気楽に訪れることが出来るのです。いろは坂の感じや
そこから見おろす駅を中心とする風景やロータリーなどはまさに耳をすませば
の世界そのものです。あれ、映画の中の世界が現実の世界そのものという言い
方が正しいのかな。
 しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、けして現実の世界をそのままア
ニメ化したわけではないというところです。アニメでは合わない所などはかな
りデフォルメされています。その1例がロータリーの位置でしょう。現実の世
界ではいろは坂より若干離れていますが、劇中では坂のすぐ近くにある感じで
す。そうでないと地球堂との位置関係が合わないので。
 ちなみに、劇中と現実世界との最大の違いは、市立図書館の有無でしょう。
残念ながら、いろは坂には図書館はないんです。この図書館のモデルもどこか
にあると聞いたことがあるんですが、どこの何図書館だか知っている人がいた
ら教えて下さい。

 さて、雫の物語の中ででてきたバロンが生まれ、そして雫が空を飛んだ幻想
的な世界。この世界はどんな世界なのでしょうか。イバラードというのがその
ヒントであり答えであります。
 イバラードというのは、井上直久さんが描く魔法が生きている世界の事です。
ボクがこのイバラードの世界を知ったのは、'98年の8月に友人に連れられて行
った長野県の豊科で行われた個展を見たのが最初です。この時、雫の幻想的な
世界が井上直久さんが描くイバラードだとはじめてしりました。耳をすませば
で登場したお陰で、イバラード物語という書籍も再販されたそうですし、また
CD-ROMになったりしたので、今でも入手は可能だと思います。
 イバラードの世界には多くの個性的なキャラクターが暮らしています。そし
て、耳をすませばのなかにもそのようなキャラクターが何人か登場しています。
例えば、めげゾウと呼ばれているゾウさんが一瞬映っているんですが、どこに
いるかわかりますか。

 スタジオジブリの作品はどの作品もそうですが、この作品も手抜きなしの職
人の仕事の作品だと思います。月島家の玄関などの描写を見るとその仕事の素
晴らしさがわかると思います。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[08]:Sports de Sports
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http://www.renya.com/sports/

●ジャパンカップ
 11月29日に東京競馬場で行われた国際招待競走、第18回ジャパンカップは、
3番人気のエルコンドルパサーが直線でトップに立ち、そのまま粘り切って優
勝しました。2着には2番人気のエアグルーヴ、3着には1番人気のスペシャルウ
ィークが入りました。日本馬が1着から3着までを独占したのは初めてのことで
す。
 エルコンドルパサーは、外国産馬ダービーとも呼ばれる今年のNHKマイルカ
ップの覇者。去年の年度代表馬や今年のダービー馬を振り切ってのジャパンカ
ップ制覇となりました。
 配当は、単勝が11番で600円、馬番連勝は1-11で1980円などとなっています。

●トヨタカップ
 サッカークラブチーム世界一決定戦と言われる第19回トヨタカップが12月1
日に東京の国立競技場で欧州代表スペインのレアル・マドリードと南米代表ブ
ラジルのバスコ・ダ・ガマとの間で行われました。
 試合結果は、マドリードが2対1で競り勝ち、前身のインターコンチネンタル
カップでの1960年以来の世界一のクラブチームとなりました。この結果、欧州
勢は4連勝で通算成績は9勝10敗となりました。

●阪神3歳牝馬ステークス
 12月6日に行われた第50回農林水産省典阪神3歳牝馬ステークス(GI)は芝1600
メートルの稍重で13頭で争われました。結果は横山典弘騎乗のスティンガーが
1分37秒0のタイムで優勝、2着には幸英明騎乗のエイシンレマーズが入りまし
た。馬連の配当が1-12で15430円とまたまた万馬券となりました。
 スティンガー号の父はサンデーサイレンスで社台ファーム生産、藤沢和雄調
教士、3戦3勝です。藤沢調教士はこれでGI勝利が10勝目となりました。また、
サンデーサイレンスはGIの完全制覇を成し遂げました。

●朝日杯3歳ステークス
 12月13日に中山競馬場の芝1600メートル良馬場で行われた朝日杯3歳ステー
クスは、マイケル・ロバーツ騎乗のアドマイヤコージンが1分35秒3のタイムで
優勝し、2着にはクビ差で武豊騎乗のエイシンキャメロンが入りました。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[09]:TTINFO(Table Tennis INFOmation)
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http://www.renya.com/sports/pinpon.htm

 平成10年12月18日(金)から23日(木)までの6日間に渡って東京都足立区綾瀬
の東京武道館において平成10年全日本卓球選手権大会が財団法人日本卓球協会
団法人の主催で開催されます。
 12月23日の午後2時から3時30分までETV(NHK教育TV)で放映される予定です。

 フジテレビのニュースによると、福原愛選手も激戦区と言われた大阪を勝ち
抜いてこの大会に出場してきたそうですね。う〜ん、もう勝てないだろうな〜。

                                            [(C)れんや info@renya.com]

[10]:れんやの独り言の独り言
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http://www.renya.com/renki/

●携帯電話の呼び出し音
 近頃、テレビで記者会見を見ていると携帯電話の呼び出し音が入ることが非
常に多くなっています。また、大学の講義中にも鳴ることが非常に多いです。
しかし、こんなことでいいのでしょうか。特に記者達はプロとしての自覚が足
りないと思います。

●前号の発行場所
 前号、vol.013は実は那須塩原駅で発行しました。これは、NIFTY SERVEの某
フォーラムの泊りがけのオフラインミーティングの待合せ場所で友人のリブレ
ットを借りて発行したものです。
 他人のマシンを使うと分割しないで送る事が出来るんですよね。これは本当
になんとかしなくては。

●前々号の間違い訂正
 vol.012の「[06]:就職活動これいかに」と「[07]:Sports de Sports」のCop
yright表示がinfo@ayati.comとなっていましたが、これはinfo@renya.comの間
違いです。お詫びして訂正します。

●まぐまぐという名前
 インターネットマガジン1月号によると、『まぐまぐ』というのは、「マガ
ジン・マガジン」からとったものらしいですね。なるほど。って、これは既に
どこかで知っていたような気もするんですが、どこでだっけ。

●国際宇宙ステーション計画
 11月20日にロシアから打ち上げられた制御装置・ザリャーをスタートに12月
4日にはアメリカからスペースシャトル・エンデバーが打ち上げれ、12月7日に
は無事に二つはドッキングして、欧米日露16ヶ国による国際宇宙ステーション
建設が本格的にスタートしました。

●良品計画が上場
 良品計画が12月14日に東証2部に上場する事が決まりました。

●メールマガジングランプリ
 いくつかのサイトでメールマガジンをもっと発展させようと色々な試みがは
じまっています。Mfrcも出来るだけ積極的に参加していこうと思っています。
その1つとして、今回ヘッダ広告枠に初のサーチエンジンに捕らわれないメー
ルマガジングランプリの広告を掲載させて頂きました。他にもYomimono Searc
hの支持率ランキングなどがあります。

●ピノチェト元チリ大統領の処遇
 英国の最上級審である上院の上訴委員会は11月25日に元チリの大統領で現在
も同国の終身上院議員を努めているピノチェト(83)に対する逮捕は合法という
決定を下しました。

●流行語大賞
 12月1日に、現代用語の基礎知識(自由国民社)が主催する'98日本新語・流
行語大賞に、お笑いアイドルタレントのパイレーツの「だっちゅーの」と田中
真紀子衆議院議員の「凡人・軍人・変人」と横浜ベイスターズの佐々木主浩投
手の「ハマの大魔神」の3語で選ばれました。この他にベスト10に選ばれたの
は、「老人力」「ショムニ」「貸し渋り」「モラル・ハザード」「日本列島総
不況」「環境ホルモン」「冷めたピザ」です。ちなみに、去年の大賞は「失楽
園」で、ベスト10は、「たまごっち」「時のアセスメント」「ガーデニング」
「日本版ビックバン」「透明な存在」「もののけ(姫)」「パパラッチ」「マイ
ブーム」「郵政3事業」でした。

●本家ゴジラ復活
 東宝は12月14日に、平成11年に公開する映画のラインアップを発表しました。
そしてその中で20世紀中は作らないとしていた、ゴジラを同年12月に復活させ
る事を明らかにしました。新作の題名は「ゴジラ・ミレニアム(仮題)」で同年
4月から製作を開始するそうです。ハリウッドでも第2弾が計画されており、日
米で争うことになるかもしれません。
 ちなみに、本家の日本版ゴジラは昭和29年から平成7年まで計22作製作され
ています。

●ポケットステーション発売延期
 SCE(ソニー・コンピュータエンタテイメント)は、ポケットステーションの
発売日を12月23日から1月23日に「生産上の都合」で延期すると発表しました。
 ポケットステーションはプレイステーションのメモリーカードスロットに接
続でき、単体でも遊べるが、PS用のソフトと連動して楽しめるのが特徴です。

                                          [(C)れんや info@renya.com]

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 Mail from renya.comは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用し
て発行しています。(http://www.mag2.com/)
 まぐまぐには発行者としてはもちろん、読者としてもとてもお世話になって
います。どうもありがとうございます。パイオニアとして色々と大変でしょう
が、どうか頑張って下さい。

 1998年11月28日に発行したvol.013での読者数は107名(+3)でした。
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