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森川浩之氏による壮大なスペースオペラ。それが星界の紋章(せいかいのもんしょう)及び星界の戦旗(せいかいのせんき)です。
既刊本紹介
著者 森川浩之
発行所 株式会社 早川書房(早川文庫)
星界の紋章I -帝国の王女- 1996年4月15日発行 | 広大な銀河に広がる人類社会。その中にあって他の社会と独立した生活を営んでいた惑星に銀河の過半を制する帝国がやってきた。そのとき惑星の代表がとった政策により一人の少年の運命は大きな変貌を遂げた。そして数年後、帝国の貴族となった彼が出会ったのは…。 | |
星界の紋章II -ささやかな戦い- 1996年5月15日発行 | 帝国の片隅にある小さなとても小さな男爵領。そこでささやかな戦いが行われました。 | |
星界の紋章III -異郷への帰還- 1996年6月15日発行 | 空間帝国の王女はそれまで地上に足を踏み入れた事がなかった。そのはじめての地が敵に占拠されている場所だったとしたら…。 | |
星界の戦旗I -絆のかたち- 1996年12月15日発行 | あれから3年。小さな艦の艦長となった帝国の王女と書記となった領地を持たない貴族。そんな彼らが向かう先は…。 ディアーホ3部作、その始まり。 | |
星界の戦旗II -守るべきもの- 1998年8月31日発行 | 戦場にあって戦い以外の仕事を押し付けられるのも爵位ゆえの義務なのか。慣れない仕事にとまどいながらも必死にこなす2人の間には次第に溝が広がって…。 | |
星界の戦旗III -家族の食卓- 2001年3月23日発行 | 既に帝国諸侯として伯爵位を継いでいるジント。その彼が領主としてはじめて領地に赴く。しかしそれは凱旋とはお世辞にも言えない様なつつましやかなものだった。ただ、一点王女殿下が同行者ということを除いては…。 ディアーホ3部作、ついに完結。 | |
星界の戦旗IV -軋む時空- 2004年12月発行 | 帝国優位の内に進んでいる3ヶ国連合との戦争。その優位を確固たる物にする為の軍事そして外交両面での動きが加速する。皇帝、軍令長官、宰相、外交官、襲撃艦艦長の副百翔長、列翼翔士、それぞれの立場でそれぞれが懸命に戦っていた。 | |
星界の断章
星界シリーズには本編の他に星界の断章と呼ばれる作者自身による書き下ろし番外編があります。アーブによる人類帝国の新しい一面はこれらを見ることで明らかになる場合も多いですので、注目です。
- 星界の断章 I
- 今まで個別に掲載されていた断章が一冊の単行本にまとまりました。
- 星界の断章 II
- 全12編の短編を収録。
関連書籍紹介
- 星界の紋章ハンドブック
- WOWOWで放送されたアニメ星界の紋章、その放送直前の情報が満載の1冊。アニメ関係者のインタビューや設定紹介に加えて森岡さんの増長日記やアニメ日記があります。
- 星界の紋章読本
- ハイド星系の帝国とのファーストインパクトを描いた星界の断章・接触、ドゥビュースとプラキアの蜜月旅行を描いた星界の断章・誕生、レトパーニュ大公爵家の束の間の統治を描いた星界の断章・君臨、星界の断章?・饗宴という外伝をはじめアーヴ大事典やホームページカタログ、アーヴ語会話入門、インタビュなど盛りだくさんの内容です。
- 星界の紋章 ビジュアル・ファンブック
-
- 星界の紋章・電撃コミックス
- 月刊コミック電撃大王に掲載されたアニメをもとにしたコミック。
- 星界の戦記ナビゲーションブック
- アニメ星界の戦記のナビゲーションブック。前半は豊富なカラー映像、後半はストーリー解説やスペシャルトークセッション、メッセージなどがあります。
- 星界の戦記読本
- 帝国史上屈指の利益を上げたと言われるソバーシュの交易の様子の一端を描いた星界の断章・夜想にはじまり、星界の断章・創世、都市船アブリアルが8つ目のユアノンを手に入れたエピソードを紹介している星界の断章・蒐集、星界の断章?・哺啜という外伝の他にアーヴ根元二九氏族の解説やエッセイなどおもしろさ満載です。
- 星界の戦旗絆のかたち
- 2001年10月27日にメディアワークスからドラゴンコミックスとして発売。月刊コミック電撃大王に掲載されたアニメをもとにしたドラゴンコミックス。
アニメフィルムブック
星界の紋章フィルムブック 1 | 早川書房編集部編 | アニメ星界の紋章の第1話「侵略」から第4話「奇襲」までを収録。加えて森岡氏書き下ろしの短編小説星界の断章・嫉妬も収録。 | |
星界の紋章フィルムブック 2 | 早川編集部編 | 第5話「ゴースロスの戦い」から第9話「戦場へ」までを収録。加えて星界の断章・訣別も州力。 | |
星界の紋章フィルムブック 3 | 早川書房編集部編 ハヤカワ文庫 | 第10話「二人だけの逃亡」から最終第13話「天翔る迷惑」までを収録。加えて書き下ろし短篇星界の断章・謀計を収録。 | |
星界の戦旗フィルムブック 1 | 早川書房編集部編 | アニメ星界の戦旗の第1話「再開」から第4話「初陣」までを収録。加えて星界の断章・童戯を収録。 | |
星界の戦旗フィルムブック 2 | 早川書房編集部編 | 第5話「華やかな狂気」から第9話「バースロイルの戦い」までを収録。加えて星界の断章・球技を収録。 | |
星界の戦旗フィルムブック 3 | 早川書房編集部編 | 第10話「流れる星」から最終第13話「絆のかたち」までを収録。加えて星界の断章・祝福を収録しています。 | |
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関連商品
星界の紋章のラジオドラマがCDとして発売されています。
- 星界の紋章 第I章~帝国の王女~
- 1.星界の紋章 2.第1話「翔士修技生」 3.第2話「愛の娘」 4.第3話「巡察艦ゴースロス」~挿入歌 揺り籃(BUR-BUR) 5.失われた青空(タイムスリップ・ランデヴー) 6.エンディングクレジット
- 星界の紋章 第II章~ささやかな戦い~
- 1.オープニングテーマ 星界の紋章 2.第4話「アーヴの微笑」 3.第5話「ささやかな戦い」 4.第6話 「スファノグーフ」~挿入歌:TRACY HIDE(ワンダーミンツ) 5.失われた青空(タイムスリップ・ランデヴー) 6.エンディング・クレジット
- 星界の紋章 第3章 異郷への帰還
- 1.星界の紋章 2.第7話「戦士たち」 3.第8話「惑乱の淑女」~挿入歌 BOBO(ココバット) 4.第9話「異郷への帰還」 5.失われた青空(タイムスリップ・ランデヴー) 6.エンディングクレジット
アニメの星界の紋章のDVDが発売されています。
- DVD:星界の紋章 VOL.1
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- DVD:星界の紋章 VOL.2
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- DVD:星界の紋章 VOL.3
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- DVD:星界の紋章 VOL.4
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- DVD:星界の紋章 VOL.5
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- DVD:星界の紋章 VOL.6
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- DVD:星界の紋章 VOL.7
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アニメ星界の戦旗のDVDが発売されています。
- DVD:星界の戦旗 VOL.1
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- DVD:星界の戦旗 VOL.2
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- DVD:星界の戦旗 VOL.3
-
- DVD:星界の戦旗 VOL.4
-
- DVD:星界の戦旗 VOL.5
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- DVD:星界の戦旗 VOL.6
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- DVD:星界の戦旗 VOL.7
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番外編である星界の断章のDVDも発売されています。
- DVD:星界の断章 誕生
-
アニメ星界の戦旗IIのDVDが発売されています。
- DVD:星界の戦旗II VOL.1
- 2001年11月25日に発売されます。第1話狩人作戦、第2話流刑の星が収録されています。
登場人物説明
- リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵(ドリュー・ハイダル)・ジント閣下(ローニュ)
- 惑星マーティンの惑星政府主席の息子。父が対宇宙防衛システムの無力化コードと引替えに帝国貴族になった事により彼も伯爵公子(ヤルルーク・ドリュー)となった。その後彼の父の死が明らかになると、クリューヴ王の後見のもと、伯爵位(ドリューラジュ)を継ぐ。
- アブリアル・ネイ=ドゥウレスク・パリューニュ子爵(ベール・パリュン)・ラフィール殿下(フィア)
- クリューヴ王家(ラルテイエ・クリュブ)第1王女(ラルトネーカースナ)。第27代皇帝(スピユネージュ)ラマージュ陛下(エルミタ)の孫つまり皇孫女(ルエボグネー)にあたる。
- アブリアル・ネイ=ラムサール・バルケー王ドゥサーニュ殿下(フィア)
- 帝国の皇太子(キルーギア)にして星界軍(ラブール)帝国元帥及び帝国艦隊司令長官。
- スポール・アロン=セクパト・レトパーニュ大侯爵・ペネージュ閣下
- 星界軍の位階は提督(フローデ)。彼女自身はスポールの中のスポール。スポール一族が1,000年にわたって洗練してきた婉曲な罵倒の技術を芸術まで高めた人物。
用語説明
- アーヴ
- 法的には皇族(ファアサンゼール)と貴族(スイーフ)、士族(リューク)の総称を言う。また、遺伝子操作によって宇宙空間の生活に適合した種族という意味もある。現在でも遺伝子調整が行われ、2万7000ヶ所もの塩基配列が指定されている。遺伝子調整の結果アーヴは腹立たしい程の美形ぞろいで、15歳までは他の人類と同じ様に年をとるが、それから25年程かけて10年分ほど外見の齢を重ねる。それからは寿命が尽きるおよそ200年から250年の間老けることはない。もう1つの特徴は空識覚器官(フローシュ)と呼ばれる額にある菱形の器官。これによって得られる空識覚(フロクラジュ)と呼ばれる空間把握の感覚は5感とならぶアーヴにとっては極当たり前の感覚となっている。これが自分たちを星たちの眷族(カルサール・グリューラク)や宇宙の民(ケサテユード)と誇りを持って自称する根拠ともなっている。
- アーヴによる人類帝国(フリューバル・グレール・ゴル・バーリ)
- 1500の有人星系と2万以上の半有人星系、9000億以上の人類を支配する人類史上最大の星間帝国。
- 皇族(ファサンゼール)
- 帝位継承権を持つアーヴ。アブリアルの性を名乗る八王家(ガ・ラルティエ)の者がこれにあたる。宮廷序列(ダルムサス・ヴォオフリール)は貴族の上になる。建国帝ドゥネーの子孫で、帝都(アローシュ)ラクファカールに存在する8つの門(ソード)より至る、平面宇宙上の8王国に封じられている。8王家はそれぞれスキール王家、イリーシュ王家、ラスィース王家、ウェスコー王家、バルケー王家、バルグゼーデ王家、スュルグゼーデ王家、クリューヴ王家という。
- アブリアル
- 根元29氏族の1つであり皇族として帝位継承権を持つ。紋章(アージュ)の八顎竜(ガフトノーシュ)はアブリアルつまり帝室の紋章のみならず帝国を象徴する国章(ニグラー)となっている。家徴(ワリート)はアブリアルの耳と呼ばれる尖った耳。アブリアルは皇族の名前であると共に先祖の住んだ都市船の名前であり、故郷を照らす恒星の名前である。アブリアルの容易に激怒すること、発動した剛憤の激甚なることは全帝国に鳴り響いている。
- 皇帝(スピュネージュ)
- 翡翠の玉座(スケムソール・レン)と皇帝杖(ルエグリュー)に象徴される、アーヴによる人類帝国の最高統括指揮者。皇帝位は皇族たるアブリアル一族の変則的な世襲制による。これは帝国の統合はひとえに軍事力の担保によるものとする考えがあるためで、皇族に生まれた者は軍役、特に飛翔科翔士(ガレール・ロダイル)に就く義務を負う。そして40年以内に帝国元帥(ルエ・スペーヌ)となった者は次期皇帝となる権利者、つまり皇太子(キルーギア)または皇太女(キルーギア)となる。そして、自分の次の皇太子が現れたとき、皇帝となる。
- 貴族(スイーフ)
- 皇族に次ぐ宮廷序列を持つアーヴ。帝国への忠誠度やその出自などから大公爵(ニーフ)、公爵(レークル)、侯爵(レーブ)、伯爵(ドリュー)、子爵(ベール)、男爵(リュース)の爵位(スネー)を持つ者の事を言う。人口は約20万人。また、世襲貴族と1代貴族に分けられる。領地(リビューヌ)を授かった者の子孫を世襲貴族と言い、直系の子孫が領地と爵位を受け継ぐ。男爵領と子爵領には有人惑星が存在しない。ただし、子爵領は改造を加えれば有人惑星になる可能性がある惑星が1つは存在する。1代貴族は子孫に敬称出来ない爵位を功績などで得た者の事を言う。
- 根元貴族(クロフエーク)
- 根元氏族ともいい、アブリアルも含め29存在する。ネイ、ボース、アロン、ウェフの姓称号のいずれかをもつ。
- スポール
- 根元氏族の1つにして、アブリアルに継ぐ家格を持ち、爵位を持つ者だけでも500名以上を数える。紋章は金色鳥(ガサルス)。家徴はスポールの紅瞳(キレーフ・ピアナ・スポル)と呼ばれる紅い瞳。アブリアル一族とは伝統とも言えるほど相性が悪い。嫡流たるレトパニュ大公国は帝国随一の大邦で、セグノー、スィリルス、ソネージュという3つの有人惑星と恒星レトパーニュを有する。
- ビボース
- 根元貴族の1つ。祖先の1人は平面宇宙航行技術(フアズ・ファーゾト)の確立に多大な寄与をした。また、他にも多くの優秀な科学者や技術者をだしたことで知られる。一方でその一族の歴史はアブリアルでさえ一目置くほどの華やかな狂気で彩られている。
- 諸侯(ヴオーダ)
- 有人惑星を領内に持つ、つまり伯爵以上の世襲貴族の事を言う。約1,600家あり、家族を含めても2万人弱と帝国全体から見るとかなりめずらしい存在。閣下(ロニュー)の称号(トライガ)で呼ばれる。
- 士族(リューク)
- 皇族、貴族以外のアーヴを言う。アーヴの人口約2,500万人の大多数を占める。修技館(ケンルー)に入学する権利を持つ。
- 国民(レーフ)
- 地上世界出身でありながら、軍士(ボスナル)やアーヴの家臣(ゴスク)となって帝国の為に働く人々の事。領民政府との関係を喪失し帝国の直接の庇護を受ける。約10億人。
- 領民(ソス)
- 帝国が支配する地上世界(ナヘーヌ)に住む人々。領民政府(セメイ・ソス)の下にあり、直接帝国の支配を受けることはない。約9,000億人。
- 紋章院(ガール・スカス)
- 貴族や士族の紋章を保管し、家格や系図を管理する官衙(かんが)。現在では所領(スコール)や邦国(アイス)の内偵も行う、一種の秘密警察的な役割も帯びている。
アニメ新シリーズ
2000年の春にWOWOWで再び星界シリーズが放送されます。1999年1月にWOWOWで放送された全13話の前作「星界の紋章/90分」に新作部分を追加した「星界の紋章・総集編」。ラフィールの両親であるドゥビュースとプラキアを描いた「星界の断章・誕生/25分」。そしてラブールの正式な一員となったラフィールとジントの活躍を描く「星界の戦旗/30分×13本」の3作が一気に放送されます。星界の戦旗は原作の第1巻部分がアニメ化されます。
このアニメ化については星界シリーズindexが参考になります。
2001年5月10日に星界の紋章フィルムブック 1が発売されました。このフィルムブックにはアニメ版の第1話から第4話までと森岡先生の書き下ろしの「星界の断章・嫉妬」の新作が収録されています。
2000年5月25日にプレイステーション用ゲームソフト「星界の紋章」が発売されます。
2001年7月より全10回シリーズで星界の戦記IIがWOWOWでアニメ放送されます。
関連リンク
Lacmhacarh
「森川浩之承認Fan Circle Group『アーヴによる人類帝国』公式サイト」アーヴ帝国の中央組織としてのラクファカールのサイトとなっています。2000年2月10日にURLが変更されました。[09-05-99=02-22-00]
星たちの眷族の部屋
未完成版ということですが、星界の紋章や星界の戦旗についてのデータベースがあります。これからの一層の充実に期待します。[09-05-99]
ガフトノーシュの牙
星界シリーズの資料室の名の通りアーヴ語辞書や人名辞典など豊富な資料があります。[09-05-99]
星界の紋章 : アーヴ語サイト
アーヴ語について知りたいならここが1番かなと思います。GIF画像を使うというのはたしかにいいアイディアだと思いました。[09-05-99=11-23-00]
星界通信・Ver1.21
星界シリーズのキャラクタの具現化を目指したサイト。[09-05-99]
星界の紋章増長日記 - (C) 1997 青年人外協力隊(森岡浩之)
この増長日記は本当に面白いです。[09-05-99]
旬:星界の紋章/インデックス
ビースタックによる星界の紋章についての説明。簡単に理解したい人には1番いいかもしれません。アニメの画像もふんだんに利用しています。[09-05-99]
星界の紋章のこと
星界の挿話という短編小説はなかなか面白かったですよ。[09-05-99]
星界軍情報局 [ぶどりの星界ページ]
人名辞典やアーヴ語辞典、年表などがあります。[09-05-99]
Dadh Baronr -- アーヴ語の世界
Sidryacさんによるとても充実したアーヴ語サイト。[03-22-01]TRON文字収録に関しての話しもこちらが一番です。またサイトが移転しています。[10-27-01]
他作品紹介
アニメージュの2002年6月号の巻頭特集のほしのこえにvoicesを寄せています。
- 退魔師はがけっぷち。―月と闇の戦記 1
- 月刊スニーカーに連載されている物をまとめたもので2001年11月に発売。
- 夢の樹が接げたなら
- 2002年3月にハヤカワ文庫から発売された森岡浩之氏の短編集。[03-15-02]
- 守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。―月と闇の戦記〈2〉
-
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