1999年4月1日に実施されていた出版、金融及び総務・人事部門に続いて、10月1日に旧ソフト・ネットワーク事業部を100パーセント出資子会社ソフトバンク・コマースへの譲渡が行われた事で純粋持株会社が成立。
ウェブ型組織。社員数5人の純粋持株会社の下に全額出資子会社を置き、関連会社を分野別に統括。ピープルソフトという財務会計の統合基幹業務システム(ERP)を利用。またハイペリオンという経営分析ソフトを組み合わせる。
当時の保有株式の時価総額は約2兆7000億円。ソフトバンク自身の株式時価総額は約4兆7000億円。有利子負債は約2800億円。
1999年1月5日の年内最安値6610円から1999年11月12日には株価終値が61000円となり、時価総額は6兆円を超え、4兆4000億円の日立製作所や5兆1000億円の松下電器産業を追い抜き、6兆7600億円の富士通に肉迫する東証時価総額で8位となった。
1999年11月24日には終値で7万4500円となり時価総額が8兆1493億円とはじめて8兆円台にのせ、7兆円台のソニーと東京三菱銀行を抜き、東証の時価総額で5位に浮上。1998年末の打開では7051億円で81位だった。
2000年1月4日の終値で株価は10万3000円を付け、時価総額は11兆3000億円となり、NTTドコモ、トヨタ自動車、セブンイレブン・ジャパン、NTT、ソニーに続く10兆円銘柄となった。
1994年に株式を店頭公開。