第118回天皇賞(秋)が11月1日に東京競馬場で行われました。まさかまさかの大波乱。先週の秋華賞(Mfrc vol.009の独り言と独り言のコーナー参照)に続き2週連続でGIが万馬券(馬連6-10が12210円)となりました。
前半は大方の予想通り圧倒的1番人気の武豊騎手騎乗のサイレンススズカ(単勝1.2倍)が大きく逃げ、このままいくかと思った3角を過ぎて4角の手前辺りで急に失速。競走を中止しました。結果として、テン乗り(初騎乗)の柴田善臣騎手騎乗の8歳馬オフサイドトラップがはじめて重賞を制覇し、天皇賞馬という栄光を手に入れた。8歳馬の天皇賞制覇は史上初の快挙。先日オフサイドトラップは、死亡したナリタブライアンと同期生。2着にはステイゴールドが入りました。
故障により、競走を中止したサイレンススズカはともかく、去年の有馬記念の覇者のシルクジャスティス(8着)や今年の春の天皇賞馬のメジロブライト(5着)は道中に不利があったとか色々な事情はあるでしょうが、不甲斐ない結果に終ったと思います。
この天皇賞に関する記事は、その大半を東京競馬場でオフサイドトラップの表彰式を見ながら書きました。そして、サイレンススズカの容体を気にしながら帰宅したのですが、5時30分からのニュースの中でサイレンススズカはレース後に予後不良により安楽死の処置が取られたと聞きました。原因は左前足手根骨骨折だそうです。サイレンススズカの冥福を祈ります。
サイレンススズカのアクシデントがあったとはいえ、史上初の8歳の天皇賞馬オフサイドトラップは立派だと思います。絶えず足下に不安をかかえ、今は亡きナリタブライアンと共に走ったダービー以来のGIレース出走にこぎ着け、重賞2連勝に引き続き今回も懸命に2000メートルを走り抜けた結果です。陣営のがんばりとそれに答えたオフサイドトラップに対して惜しみない賞賛を送りたいと思います。
2着に入ったステイゴールドはこれで春の天皇賞、宝塚記念に続いてGI3回連続2着となっています。GIで3連続連対というのもすごいことですが、そろそろシルバーメダルではなくゴールドメダルが欲しいですね。