電子書籍への誘い vol.007 2000/08/22 =================================== http://www.renya.com/textware/mailmag.htm  メールマガジン『電子書籍への誘い(いざない)』はウェブサイト『電子書籍 という潮流』を主たる母体としたrenya.com(れにゃドットこむ)が発行してい る電子書籍に関する総合メールマガジンです。  購読の解除方法などはこのメールの1番下にある奥付を見ていただくか、ウ ェブページ http://www.renya.com/textware/mailmag.htm をご覧ください。  複数の発行システムがあるので、ご注意ください。  このメールマガジンはsetextという簡易マークアップ言語で書かれています。 通常のメーラーやエディタでも問題なく読めますが、renya.com TW download ( http://www.renya.com/textware/download.htm ) 等にあるMIVやLime1とい った専用ソフトを使うとより一層便利に読めるかもしれません。  ただし、このメールマガジンは等幅フォントで読む事を前提としたデザイン 設計となっています。プロポーショナルフォントなどで読みますと、一部読み にくい箇所があるかもしれません。何卒ご了承下さい。 ●目次  [01]:Microsoft Readerとbn.com eBookStore  [02]:電子書籍関係のニュース  [03]:ご案内  [04]:感謝広告のお知らせ  [05]:思うことをつらつらと  [06]:奥付 [01]:Microsoft Readerとbn.com eBookStore ---------------------------------------- http://www.renya.com/textware/msreader.htm  電子書籍への誘い vol.006で既報の通り、電子書籍閲覧ソフトMicrosoft Re aderのPC版が2000年8月8日にMicrosoft(以下MS)社のウェブサイトから無償ダ ウンロード出来るようになりました。これにより2000年5月に公開されていたP ocket PC(旧Windows CEのWindows PoweredをOSとして搭載した基本的にキーボ ードがないタイプの携帯マシン)版に引き続き大画面で電子書籍を楽しめるよ うになりました。  Microsoft Reader 1.5の対応OSはWindows 95/98/2000/NT4.0となっています。  このソフトはClearTypeディスプレイ・テクノロジーという液晶ディスプレ で見ると擬似的に解像度を上げ、より見やすくしているシステムが最大の売り になっています。  拡張子がLITとなっている専用のファイル形式のみ閲覧可能です。  Open eBook規格に準拠しているはずなのですが、その証明となる文章を見つ ける事が出来ませんでした。プレスリリースを見たりウェブページを見たり、 ソフトをダウンロードしたりしていますが、ボクの咄い英語力ではどうしても わかりませんでした。  ただ、PowerPointのデモでMore informationとしてwww.openebook.orgがwww. microsoft.com/readerと共に載っていたので利用されているのは間違いないの ではと思います。  おそらくはOpen eBookにMS独自の暗号技術が組合わさっているのだと思われ ます。  ちなみに、Open eBookというのは、Open eBook Authoring Groupが1999年9 月21日にOpen eBook Publishing Structure 1.0としてまとめた電子ブック作 成のためのHTMLとXMLを併用したような規格の事です。この規格の元々は1998 年10月にMicrosoftによって提案された構想で、1999年5月にはドラフト案が発 表されていました。これによりデスクトップからPDAまで様々なディスプレイ サイズに対応したテキストの提供が期待されています。  このReader、最初に世間にお披露目されたのは1999年8月30日にSan Francis coで行われたSeybold Seminars/21st Century Publishingでのことでした。そ れから1年間いくつかの電子書籍関係の話題を振りまきながら、今ようやくそ の姿をPC上に表しました。  現在の所は英語版のみのリリースとなっています。これから順次日本語やア ラビア語に対応していく予定とのことですが、日本語版の登場は2001年の春に なるとか。  日本市場でも米国市場のbn.comの様にどこかと連動した動きを見せるのかど うかも興味深いところです。  ただ、2000年5月に既に公開されていたPocket PC版のReaderでは暗号技術の 関係で今回PC版向けに公開されている新しい電子書籍データは物によっては読 めない場合があるとのことです。 http://www.microsoft.com/reader/  米国の大手オンライン書店であるBarnes&Noble.com社(以下bn.com)がMicros oft Readerに対応した電子書籍を販売するサイト、bn.com eBookStoreを同時 に開設しました。このサイトはまず2000タイトルからスタートし、毎週150タ イトルずつ追加する計画だそうです。  bn.com eBookStoreではMS Readerの形式の他に既に存在しているRocket eBo okやGlassbook向けの電子書籍データも取り扱っています。 http://www.bn.com/ebook/  Simon & Schusterは電子書籍でのみ販売されるSter Trekシリーズの新作を 発表。これは先着2万名までプロモーション価格ということで、1冊1ドルで販 売されるとのことです。Ster TrekシリーズはPocket PC版の時にも大きなプロ モーションの力となっていましたが、それはPC版でも変わらないようです。 [02]:電子書籍関係のニュース --------------------------- http://www.renya.com/textware/newspage.htm#vol007 ●T-Time v2.2  2000年8月17日に株式会社ボイジャーによる電子書籍作成及び閲覧ソフトで あるT-Timeの最新バージョン、v2.2が公開されました。  T-TimeはプレーンテキストやHTMLなどのテキストデータを読みやすくしてく れるテキストビュワーです。また、TTZと呼ばれる専用のデータ形式も閲覧す る事が出来ます。  他にもPDF形式やエキスパンドブック形式の閲覧も可能です。  同時にドットブック用プラグイン(T-Time Plug)もv2.2が公開されました。 http://www.voyager.co.jp/ ●CLIE  2000年7月13日に発表されていたソニーのPalm OS搭載携帯情報端末の名称が 8月17日に「CLIE<クリエ>」と決まりました。 [03]:ご案内 ----------- http://www.renya.com/textware/ ●メーリングリスト http://www.renya.com/textware/ml.htm  renya.com『電子書籍という潮流』に対する感想からウェブノベルの感想ま で電子書籍/に関することなら何でもO.K.のメーリングリスト、それが『電子 書籍への飛翔』MLです。  このメールマガジンに関するご意見やご感想などもどうぞ投稿してください。 また、電子書籍に関するニュース情報もお待ちしています。 ●自動登録リンク http://www.renya.com/l/ebs/  電子書籍に関するサイトをビジターの方にも紹介してもらうためのページで す。ボクはここでNovel Searchを知る事が出来ました。書き込んでくれた方に とても感謝しています。 [04]:感謝広告のお知らせ ----------------------- http://www.renya.com/textware/thankad.htm  これは日頃から相互リンク、掲示板やメーリングリストでの発言等々で電子 書籍関係においてお世話になっている方にせめてもの感謝の印にメールマガジ ン『電子書籍への誘い』の5行広告枠を無料で提供しようというお話しです。  この話しは折角相互リンクをしてもらっても、膨大なリンクが1ページに掲 載されている現状のリンク集では相手のサイトにとってメリットが小さいので はないかと思い、考えついたものです。 ○=== http://www.renya.com/textware/thankad.htm ====================○  renya.com『電子書籍という潮流』 http://www.renya.com/textware/       ボクらのまわりに大きな潮流が出来始めている。  4000年前のパピレス以来脈々と受け継がれてきた読み物は紙で提供される という前提が変わるかもしれない。そんなグーテンベルクの印刷革命以来の        大きな潮流が今うねりをあげて動き始めた。 ○==================== http://www.renya.com/textware/thankad.htm ===○  上の例の様な形(等幅フォントで見ることを推奨します)になります。合計7 行の内1行目と7行目は固定とさせていただきますので、実際に使える行数は5 行となります。  また、行頭から半角のイコール記号(=)と半角のマイナ記号ス(-)及び黒丸 (●)を使用することは出来ません。  上の例の様な文字だけで良ければ、デザインの方もrenya.comがお引き受け いたします。って、これはただ単にキャッチコピーを書き込んだだけなんです けどね。  掲載場所や掲載時期、掲載期間などは基本的にrenya.comにお任せいただき ます。また、掲載サイトはしばらくの内はrenya.comの方からお話しさせてい ただいたところのみとさせていただきます。  お誘いのメールが行ったらぜひ受けてくださいね〜。 [05]:思うことをつらつらと ------------------------- http://www.renya.com/textware/mag007.txt ●お願い  このメールマガジンに掲載されていない電子書籍に関するニュースがありま したら、メーリングリストや掲示板はもちろん、直接メールでもO.K.なのでぜ ひ教えて下さい。  またPDF Conferenceの感想や縦ゲッティの使用感レビュー、MS Readerを使 ってみての感想などの記事もお待ちしています。 メーリングリスト『電子書籍への飛翔』 http://www.renya.com/textware/ml.htm 簡易BBS of renya.com http://cgi.renya.com/cgi-bin/renbbs.cgi れんやへの直接メール info@renya.com ●新規発行システム  このvol.007から新しくPubzineでの発行も開始しました。  様々な発行システムで発行するようにしているのは、露出を増やして読者数 を増やしたいという気持ちももちろんありますが、その他に各発行システムを 発行者の立場から知りたいという気持ちが強いからです。今後ももう少し発行 システムを増やしたいと考えています。  どの発行システムでも内容はまったく同一です。ウェブサイトにバックナン バーとしてあるテキストファイルを発行しているだけなので、違いがあるとす ると発行システムによってはフッタもしくはヘッダ部分に広告が挿入される事 ぐらいです。当然の事ながら、この広告についてはrenya.comは一切関与して いません。 [06]:奥付 --------- http://www.renya.com/textware/mailmag.htm  電子書籍への誘い vol.007 2000/08/22 (Since 2000/03/08)  Copyright (C) 2000 by renya.com All Rights reserved.  e-mail address info@renya.com  電子書籍という潮流 http://www.renya.com/textware/  吉野宗大(Yoshino Munehiro) info@renya.com  このメールマガジンの内容について保証は出来かねますので、真偽について は自分自身で確かめるようにお願いいたします。  電子書籍への誘いは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』、eGroups、F reeML、Pubzineの各システムを利用して発行しています。  『まぐまぐ』でのマガジンIDは0000027186です。 http://www.mag2.com/  eGroupsでのグループ名はebook-sです。 http://www.egroups.co.jp/  FreeMLでのアドレス名はebookです。 http://www.freeml.com/  PubzineでのマガジンIDは008457です。 http://www.pubzine.com/  登録及び解除は http://www.renya.com/textware/mailmag.htm で出来ます。  2000年8月12日に発行したvol.006の『まぐまぐ』での購読者数は533人、eGr oupsでの読者数は8人、FreeMLでの購読者数は5人でした。 $$