日本のふるさと奈良

桓武天皇によって、長岡京そして平安京に遷都されるまで日本の王朝政治の中心地だった奈良。その為、数多くの優れた文化財が1,000年以上の時を越えて今も我々の前にその姿を現しています。今回はそんな悠久の時の中の中を訪ねてみたいと思います。

ボクは小学校の6年の時に父と二人、車で奈良県をまわった事があります。奈良公園から斑鳩(いかるが)の里、そして吉野山までを2泊3日でまわりました。その旅行がボクの一つの原点となっています。

2002年5月の末に南都・明日香路ぶらぶら散歩 Ver.2002.05と銘打った小旅行を計画して実際に実行しました。計画からその旅行記までを1つのページにまとめるという実験も行っています。これは特に荷物などについて今後の旅行の際の参考にならないかなと思いこの様な形式にしています。

薬師寺
古の匠と現代の匠の共演。飛鳥の美の集大成。
法隆寺
世界最古の木造建築物。
The wooden structure of world most ancient times.
東大寺
世界最大の木造建築物。
The world biggest wooden structure.
飛鳥寺
蘇我馬子によって建立された日本初の本格的な寺院。大化改新で滅ぼされるまで蘇我氏の氏寺でした。近くには蘇我入鹿の首塚があります。
609年に鋳造し609年4月8日に完成したといわれる飛鳥大仏(丈六金銅釈迦如来像)は日本最古の大仏と言われています。
現在は真言宗豊山派に属し法興(ほうこう)寺とも安居院とも呼びます。
平城京遷都に伴い、移転し名前も元興寺と改められ、南都七大寺として栄えます。しかし元の飛鳥寺もそれから長き時を刻み続けてきました。本薬師寺が跡となり現在に続いていない事を考えるとその力の大きさが伺われます。
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石舞台古墳
蘇我馬子の墓とも言われていますが、詳しい由来は一切謎に包まれている明日香路を代表する不思議物。
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興福寺
拝観時間 9:00-17:00、拝観料 国宝館500円・東金堂300円。TEL.0742-22-7755。
全盛期には堂宇175を数えた大寺。藤原氏の氏寺として栄えた。高さ50.8mの五重塔は、東大寺の大仏と並ぶ奈良のシンボル的存在。国宝館では、阿修羅像や旧山田寺仏頭などを展示しています。
奈良国立博物館
開館時間 9:00-16:30、休館日 月曜日(祝日の場合は翌日休)特別展の前後臨時休(要事前確認)、12/26-1/3。入場料 常設展420円(特別展830円)、TEL.0742-22-7771。
明治7年開館のレンガ造りの旧館と、校倉造りを模した新館とがあります。仏教美術の作品を中心に彫刻や絵画などが約3000点を収蔵されています。
春日大社
拝観時間 本殿7:00-17:00、宝物殿・萬葉植物園9:00-16:00(11-3月)、8:30-16:30(4-10月)、拝観料 宝物殿400円、萬葉植物園500円。休み 月曜日 休まない月もある。 TEL.0742-22-7788。
藤原氏の氏神を祀る神社。3つの大鳥居を通り抜け、石灯籠に囲まれた長い参道を登ると朱塗りの社殿が姿を現す。
高松塚古墳
1971年に発見され大きな話題となりました。現在は立ち入りは規制されていて外から眺める事が出来るだけです。すぐ脇には高松塚壁画館があります。入館料は250円。
なんというかコンクリートな古墳という感じになってしまっています。それにしても保存の為に樹脂を注入って大丈夫なんでしょうかね。
平成15(2003)年3月25日に黒カビの問題で揺れる高松塚古墳に古墳壁画緊急保存対策検討会の委員らが順番に南壁の盗掘穴から入り国宝高松塚古墳壁画の状況を確認しました。幸いまだ壁画には及んでいないものの女子群像の下に予想以上に広がっているとのこと。4月下旬に開かれる検討会で対応を協議し、7月の上旬から保存処置に入りたいとのこと。

古都奈良の文化財として世界遺産に登録されているのは東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡となっています。


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